「黒い森」
東洋でも西洋でも神聖な動物とされている鹿。
知恵の実である林檎の樹間を跳び抜け、聖なる地を求める様を描きました。
装飾的な樹木は、ドイツの修道院で発見された中世の装飾写本「カルミナ・ブラーナ」からインスピレーションを受けています。
ところで、ドイツのシュヴァルツヴァルト(Schwarzwald=黒い森)で知られるように、ヨーロッパには鬱蒼とした森が広がっています。
そのような静寂の空間を、無垢材を支持体としてモノクロームで描きました。
支持体の両端は製材せず、木肌をあらわにすることで、黒い森の静かな息づかいを表現しています。
静謐な気配の中で、安らぎを感じていただければ幸いです。
CATEGORIES
画材
アクリル絵の具
支持体
板(山桜)◎制作noco wood craft design
サイズ
71.5×100㎝
制作年
2023年