天使の楽奏
衣をたなびかせ、音を奏でる天使。
キリスト教では祈りの場に音楽は欠かせない存在で、祭壇画などの絵画では楽器を演奏する天使がよく描かれています。
楽器の種類としては、ゴシックハープ、リュート、中世フィドル、ポルタティーフ、プサルタリー、リコーダー、ラッパなどが挙げられます。
キリスト教では”七大天使が”知られていますので、7人の天使がそれぞれの楽器を演奏する様を描いたシリーズ作品としました。
雲に乗る姿は、平等院の雲中供養菩薩像からインスピレーションを受けています。
天使という存在は洋の東西を問わず人々に愛されてきたことから、普遍的な印象を表現したいと思い、和の要素を取り入れました。
支持体を楕円形とすることで、始まりも終わりもない無限の時空で響きわたる音楽を表現しました。
CATEGORIES
画 材
アクリル絵の具
支持体
キャンバス
サイズ
30×40㎝
制作年
2023年