果実の誘い
禁断の実を手にするイブ。
フランスのオータンにはロマネスク時代の彫刻が多数残されており、その中に「イブの誘惑」という妖艶なレリーフがあります。
禁断の果実がたわわになった樹や、イチジクの枝の間を浮遊する様な姿で表現されたイブにインスピレーションを受け、モチーフや構図はほぼそのまま、滑らかな肌を強調した写実的な女性と絡みつく蛇を描きました。
アダムのレリーフは失われているのですが、どのように表現されていたのでしょう?そんなことにも想いを馳せながら楽しんでいただけますと幸いです。
支持体はオータンのレリーフは横に細長い矩形のまぐさ石だったことに敬意を込めた形状にしています。
※個人蔵
CATEGORIES
画 材
アクリル絵の具
支持体
キャンバス
サイズ
45×16㎝
制作年
2023年